ご挨拶

中小企業の皆さん、こんにちは。私は、一般社団法人かえでの木、代表理事の木村吉希と申します。我が日本国の97%が属していると言われている中小企業の発展のために、この法人を2019年に設立しました。

中小企業の定義

ところで、皆さんは中小企業とは何かご存知でしょうか? 以下に中小企業基本法に記された法的な要件を挙げます。

  • 小売業:資本金の額または出資の総額が5,000万円以下、常時使用する従業員数が50人以下
  • サービス業(サービス業、医療・福祉等):資本金の額または出資の総額が5,000万円以下、常時使用する従業員数が100人以下
  • 卸売業:資本金の額または出資の総額が1億円以下、常時使用する従業員数が100人以下
  • その他の業種(製造業、建設業、運輸業等上記以外の全て):資本金の額または出資の総額が3億円以下、常時使用する従業員数が300人以下

税法上は、資本金が1億円未満の会社を中小企業と言うようです。

大企業と中小企業の関係性

中小企業に対しては、大企業があり、通常は大企業が中小企業の元請や売り先であることが多く、ヒエラルキー的に上位に存在するのが我が日本国の経済の実情です。

また、税制的に優遇措置もあるといわれる他、福利厚生、給与面も手厚いことから人材は大企業を中心に応募があり、優秀な人材は大企業に集中します。

また、市場開拓やテクノロジー、金融面での優位性から大企業中心の経済流通が展開されて久しいです。

設立趣旨と問題意識

それにしても世界的に日本は豊かな国であると言われた時、なんとなく違和感と不幸感が漂うのはなぜでしょうか?この違和感こそもう一度着眼すべきです。

なぜなら、繰り返しますが、我が国の中小企業の数が、日本にある企業の97%を占めているのだということです。なぜ日本人のほとんどが中小企業に関わっているのに、日本の経済は大企業を中心にした思考に支配されているのでしょうか?

この着眼点こそが、中小企業研究会一般社団法人かえでの木の設立趣旨です。