はじめに
今大人気の外国人材ですが、賃金格差によってモチベーションが高いからといって何をしてもよいのかというとそうではありません。むしろ日本人よりも気をつけるべきこともあります。
以下に外国人材導入の3つの注意点を説明します。
1. 外国人は、通常、強い『恐怖心』を持っている
是非考えていただきたいのは、皆さんが海外旅行をした時の状況です。隣のホテルの部屋の人が怒って来たとします。めちゃくちゃ怖くないでしょうか?本当は軽く注意されただけでも、びくびくしています。この恐怖心が作用して、思いもよらないトラブルに発展することもあります。
ですから、基本的に、外国人を雇用するときは、できるだけ丁寧に、時には通訳や翻訳機を使いながら、優しく指導していくことが肝心なのです。彼らが安心し始めたら良い人間関係が構築できはじめます。
2. 外国人は、通常、『不安』の中にいます
これも、前記恐怖心と同様に海外旅行の場合と同じく、「私は騙されていないか?」といつも彼らは考えている場合が多いです。特に約束事には気をつけてください。
ただでさえ、騙されていないか心配しているのに、賃金の間違いや待遇に約束と違うことがあった場合には、トラブルに発展する可能性があります。こちらも経験豊富な監理団体や登録支援機関の通訳や相談者を交えながら、詳しく説明し、信頼関係を構築していく必要があります。
3. 外国人は、『寂しい』と感じています
もし、入国したての外国人が近くにいたら、大抵の外国人は寂しいと感じています。これも、上記海外旅行と同じで、言語的な問題、身近な友人がいないこと、見慣れた場所でないこと等、寂しさがあります。
対処法
- インターネット環境を用意して、家族とテレビ電話できるようにすること
- 監理団体や登録支援機関の通訳を通して、母国語で相談できるようにすること
- お互いの文化理解のために料理をつくりあったりすることも有効です